いちじくジャムの作り方

いちじくの名前の由来

いちじくのスイーツ

 

いちじくはアラビア地方が原産の果物であり、日本には江戸時代に入ってきています。いちじくという名前の由来は、一日に一果づつ熟すことから一熟(いちじゅく)となり、それが訛って「いちじく」になった説が有力のようですが、中国名の「インジェクフォ」から由来しているという説もあります。

 

漢字でいちじくは「無花果」と書きますが、花が咲かずに実を結ぶことからきていると思われます。ところが実際には、いちじくは花だけの果実なのです。世界のいたるところで、いちじくの木は古くから生命の木や知恵の木とされてきたようです。

 

果物の中でも特にいちじくは歴史が古いものであり、西暦紀元前から、地中海沿岸地方ではいちじくの栽培が行われていたという記録が残されています。いちじくは、紀元前2,000年以上前から栽培されていたといわれており、旧約聖書の中でアダムとイブがいちじくの葉を腰に当てて、裸を隠したという話は有名です。

 

ギリシャ神話の中でも、女神デメテルがいちじく栽培を伝えており、その名付け親だといわれています。また、ローマやギリシャ、オリエントに至る地域においては、いちじくは実をたくさん付けるということから、多産や繁殖のシンボルとされてきました。

 

その一方でいちじくは「知恵の木の実」とも呼ばれており、現在でもこの地域ではたくさんのいちじくが栽培されています。日本では古くから薬の木と云われ現在に伝わる歴史のある果物です。

 


page top